やっはろラリホー
チスイです。
元旦に初日の出を見に行ってチェーンが切れて以来、クロスバイクに乗れていなかったんですがようやくお店の正月休みも終わって修理する事が出来ました。
僅かな距離ですが数日振りに乗るクロスバイクはやっぱり快適で楽しい乗り物ですね。
そんなわけで今回はボクも経験したチェーン切れが起こる原因と、チェーン切れに対して初心者が知っておいた方が良い知識を調べた物とお店で確認した物を合わせて備忘録としてまとめていきます。
クロスバイクのチェーンが切れる原因

強く踏みながらのギアチェンジが最大の原因
チェーンが切れる理由として1番多い原因となるのがこの「強く踏み込みながらギアチェンジをしてしまう事」だそうです。
ペダルに対して回すような感覚で漕いでいる時であれば問題ありませんが、強く踏み込んでいる時にギアチェンジしてしまうとチェーンがギアを移動する際に僅かにナナメになったタイミングでチェーンに負荷がかかり切れてしまうんだそうです。
特に起こりやすいのが急激な勾配の坂
この強く踏みながらのギアチェンジというのを無意識的にもやってしまいがちなのが急激な上り坂、上り坂はペダルが一気に重くなって力を入れて踏みますし、それでも足らなければギアを落として軽くする、という乗り方をしていると危険なんだそうです。
言われてみると今回ボクがチェーン切れをしたのも丘の入り口、つまりは急激な勾配の上り坂です。
もちろん急勾配の坂以外でも一気に加速しようとして踏み込みながらギアを上げてしまうと同じような事になりますが、急勾配は自然とやってしまう分リスクが高いんだそうです。
対策:急な勾配が見えたら早めにギアを変えておく
ペダルが重くなると無意識にギアを軽くしてしまう、そんな人は現在のギアのまま登れなさそうな勾配の坂が見えたら早め早めにギアチェンジをする事を心がけるようにするとチェーン切れのリスクを下げる事が出来ます。
強く踏む事自体に問題があるわけではなく、あくまでもギアチェンジの瞬間に強く踏むのが問題なので意識して軽いギアで坂を登るようにしましょう。

ギアを下げるくらいなら足をついてしまった方が良いだろうな
クロスバイクのチェーンが切れた時に知っておくべき8つの事

切れたチェーンは基本的に再使用出来ない
クロスバイクに限らず自転車のチェーンはコネクタと言われるパーツが連なる事で構成されています。チェーンが切れるような場合、このコネクタが曲がる事で形を維持出来ず、コネクタが接合を保てなくなってしまうのが原因です。
その為、切れたチェーンのパーツを全て拾い集める事が出来たとしても、再使用する事はできません。

これを知らずに切れたチェーンのパーツを探したとかなんとか

本当に知識不足を痛感する出来事ですね
チェーンが切れてしまうと自転車は走る事が出来ません。なら自転車乗りはみんながみんなチェーンの予備を持ち歩いているのかといえばそんな事もなく、応急処置が出来る方法が用意されています。
切れる原因となった曲がったチェーンコネクタを外し正常のチェーンだけにして結合する事で応急措置が出来るのです。
この応急措置を施せば、走行不能からは一応回復する事が出来ます。
ただこの応急処置を施せば当然チェーンの長さが本来必要な長さより短くなってしまうのでギアチェンジなどをすると違和感があったり、チェーンが外れやすくなってしまうなど、あくまでも走る事が一切出来ない状態から、一応は走れる状態になっただけで快適に走れるわけではありません。
出先でチェーンが切れてしまった際、帰宅するまでの間、或いは近くの自転車屋さんに駆け込むまでの間の応急措置と考えましょう。
チェーンを扱うには「チェーン切り(チェーンカッター)」が必要
チェーンを応急措置をする場合にも、交換するような場合など、チェーンを扱う際に必要になる工具がチェーン切り(チェーンカッター)と言われる工具です。
カッターという名称がついていますが、どちらかといえば押し出す為の工具で、コネクタ同士を連結させている「コネクタピン」を押し出す事でチェーンを切ったり結合する為の工具です。

チェーンカッターはこんな感じの道具です
予備のチェーンを持ち歩くよりも「携帯工具」と「コネクタピン」を持ち歩くべし
長い距離を走る場合、自転車乗りの性として荷物は最小限に抑えたいものです。上記でも紹介したように仮にチェーンが切れてしまったとしてもチェーン切り(チェーンカッター)があれば応急措置を施せば自転車で走る事は出来るので、予備のチェーンは自宅に置いておき、走る際にはチェーン切りを持っていくという人が多くなっています。
ただチェーン切り単体では携帯するには不向きなので、自転車用の工具が携帯用にコンパクトにまとめられた「携帯工具」を持っておくのがオススメです。
携帯工具には物によって様々な工具が入っていますが、チェーン切り(チェーンカッター)がある物を選んでおくと、出先で調整や修復をする際にも便利なんだそうです!
ちなみにこのチェーン切り(チェーンカッター)があれば上手くやれば修理が出来るそうですが、チェーンコネクタ同士を繋ぐピンは1度外れてしまうと再利用が出来ないようになっているのでチェーンカッターだけだとチェーンコネクタ同士は外せつつ、ピンはギリギリ引っかかっている状態にする必要が出てきます(引っかかってさえいれば再利用も出来る)
これが難しい人はこの先が細くなっていて入れる事が出来るコネクタピンを別途用意しておくとさらに修理がしやすくなります。
新しいチェーンを購入する時はコンポーネントとメーカーを合わせる
チェーン切れが起きてしまった後、なんとかして自宅まで、或いは近くのお店まで移動出来たとしたら、次は新しいチェーンを用意しないといけません。
クロスバイクを始め自転車のチェーンにはかなりの数の種類があり、選ぶ際は自分の自転車に合う物を選ぶ必要があります。
合う条件はいくつかありますが、その1つがコンポーネントとのメーカーを合わせる事なんだそうです。
1例としてボクの乗っているGIOSのミストラルの場合、コンポーネントは基本的にシマノというメーカーの物が使用されています。
なので交換したのもシマノのチェーンで8枚のギアを持つミストラルに合わせてシマノのCN-HG40というチェーンです。
※シマノの場合、OEM生産で台湾のKMCというメーカーに製造を依頼している事もあり両者のチェーンには互換性があります。ミストラルの場合、標準ではKMCのチェーンであるZ72というチェーンが使われています。
チェーンはギアの枚数で使えるものが変わってくる
もう1つチェーンを選ぶ上で大切なのがギアの枚数です。リアのギアの枚数が何枚あるかで選べるチェーンは変わってきて、シマノで言えば、リアが6/7/8枚のギアであれば共通のチェーンを使えますが、9枚、10枚と増えると使えるチェーンが変わってきます。
自分の自転車についているリアのギアが何枚あるかを確認した上で最適なチェーンを用意する必要があります。

ギアの枚数が増えれば距離が伸びるし当然といえば当然だよな
チェーンをつける時は1番大きなギアに引っ掛ける
新しいチェーンを取り付ける方法は主に2つ、自分で取り付けるかお店でお願いするかです。お店にお願い出来るのであれば工賃はかかっても失敗は基本的にないですが、自分でやろうと考えたなら知っておくべき事があります。
まず1つ目はチェーンを取り付ける作業をする時は必ず、フロント、リア共に1番大きなギアに引っ掛けるようにして作業をするという事!これは1番大きなギア同士の組み合わせが1番チェーンの長さを必要とする為です。
もちろんシフターもそれぞれのギアに合うように調整しておくのをお忘れなく!
新しいチェーンは基本長め!必要な長さにカットするべし!
新しいチェーンは基本的に本来必要な長さに対して長めになっている場合もあります。
その為、実際に取り付ける際には上記でも紹介したチェーン切り(チェーンカッター)を使用して長さを調整する必要があります。
この時目安になるのは切れてしまったチェーンで、チェーンの長さを切れてしまったチェーンと合わせて置くとこれまでと変わらない感覚でギアチェンジする事が出来ます。
カットした部分は予備として使えるかも?
カットが必要であった場合、カットした側のチェーンは使い道がないかといえばそんな事はありません。万が一再び切れてしまった場合に、チェーンの予備があれば曲がってしまった部分を組み合わせる事でも応急措置が可能になります。
チェーン全てを持ち歩くよりはコンパクトに収まるので持っておくと対応の幅が広がります。
チェーン切れは走れなくなるメカトラの2大要素!しっかり備えておこう

チェーン切れはパンクと合わせて完全に走れなくなってしまうタイプのメカトラの1つです。頻度で言えばパンク程ではないにしても1度起こってしまうと走行不能になってしまいます。
ボクのように遠出した際に起こってしまうと尚更大変で、何時間に渡って押して歩いたのはもう思い出したくもありません。
チェーン切れは最低限の工具と知識があれば、対応が出来る事なのでしっかり備えておきましょう。
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